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「もっと粘れ」という精神論だけの営業マネジメントに限界を感じていませんか?インサイドセールス等のアウトバウンド組織に、コールセンターが培ってきた「プロセスの科学」と「冷徹なKPI管理」を導入し、凡人でも売れる“人が辞めない仕組み”を作る方法を解説します。
「もっと粘れ!」「トークに熱意が足りない!」
部下に対して、本当はこんな精神論を言いたくないのに、そう指導するしかなくて苦しんでいる営業マネージャーは少なくありません。
業務研修で教えられるのは「商品知識」ばかり。トーク用の資料はプアで、100回かけて99回断られる過酷なストレスへの対処は、完全に「現場のメンタル任せ」。
にもかかわらず、会社から求められるのは「結果(アポ数・契約数)」の数字だけ。
アポ率1%の世界で、結果だけをグラフにして追い求めると、どうなるか。
スタッフにとっては、毎日「今日もゼロだった」という「敗北の可視化」にしかなりません。新人は次々と電話恐怖症になって辞めていき、マネージャーは終わりのない採用と育成に疲弊していく。一部の“メンタルが異常に強いエース”だけに依存する属人化組織が出来上がります。
これは、現場のスタッフが弱いからでも、マネージャーの能力不足でもありません。
「勝てる確率が低すぎる、理不尽なゲーム」を強いている組織の「構造」のせいです。
■ 抜け落ちている「プロセスの科学」
彼らは「営業組織」と呼ばれていますが、やっていることは実質的に「コールセンター」です。
しかし、コールセンター業界が何十年もかけて培ってきた「プロセスの科学」と「ヒューマンマネジメントの型」という武器を持たされないまま、戦場(電話)に立たされているのです。
もし、この気合と根性の組織に、コールセンターの「冷徹な仕組み」を持ち込んだら何が起きるか。
組織は以下の3つのステップで、凡人でも成果を出せる集団に確実に生まれ変わります。
1. 「粘れ」という精神論を捨て、「型」を作る
個人のトーク力に頼るのをやめます。
「ここで断られたらスクリプトのBパターンへ移行する」「アポが無理なら、せめて決裁者の名前だけは聞く」といった、誰もが再現できる明確な「型(ナレッジ)」を構築し、作業に落とし込みます。気合ではなく、分岐図(フロー)で戦うのです。
2. 「結果」ではなく「プロセス」を評価する
アポが取れなかった日でも、心が折れない仕組み(ヒューマンマネジメント)が必要です。
日々の面談やフィードバックにおいて、「アポはゼロだったが、スクリプト通りに正しいアプローチができた」という“小さな前進”を可視化し、称賛する。「自分は正しい行動ができている」という自己効力感を持たせることが、明日も電話をかける勇気に繋がります。
3. 「終わりのないマラソン」にゴールテープを引く
「とにかく1件でも多くかけろ」という指示は、ゴールのないマラソンです。これではいずれ脳が疲弊します。
「今日は50件、正しい手順でコールできたら合格」と、数字で明確な区切り(ゴールテープ)を作ること。
健全なメンタルを維持するには、この「ゲームバランスの調整(KPI設計)」が不可欠です。
■ 理不尽なゲームを終わりにしませんか?
部下が成果を出せずに落ち込んでいるなら、営業力という見えない魔法に頼るのをやめ、業務を一度「コールセンターの仕組み」として解体・再構築してみませんか?
気合と根性に依存した組織は、「人が辞めない、再現性のある組織」に必ず生まれ変わります。
【無料相談受付中】
「エース社員しか売れない」「新人がすぐ電話恐怖症になって辞める」とお悩みの営業マネージャー・経営者の方へ。
精神論ではない、客観的で冷徹な「現場の型化」について、ぜひ一度ご相談ください。貴社の業務に「勝てるルール」を実装します。
この記事を書いた人
コンサルタント永久 圭一keiichi Nagaku
債権管理業務に計15年、コールセンター事業者2社(計13年)に在籍
SVや地方センターや在宅業務センターのセンター長等に従事後独立
保有資格
DX推進パスポート
JDLA Deep Learning for GENERAL (G検定)COPCリーンシックスシグマイエローベルト
- コンプライアンス・オフィサー・消費者金融コース
- ビジネスキャリア検定(労務管理)






